手縫い服の生地、なに選ぶ?-生地選びのポイントとおススメ生地

手縫い服・小物
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手芸屋さんへいくと可愛い柄からオシャレな柄まで、色んな生地がありますよね。
そんな中、みなさんはどのような基準で手縫い服の生地を購入されていますか?

手縫いの場合、例えばデニムのような厚みがある生地は、針を通すのにも力がかかってしまうため向いていません。
では、どのような生地が手縫いには向いているのでしょうか。

キキキ
キキキ

今回は、手縫いの生地選びのポイントと、おススメの生地の種類について、具体的な生地も交えてご紹介していきます!

手縫い服に、適した生地選びのポイント

手縫いに適した生地を選ぶポイントは3つあります。

  • 薄地~普通地くらいの厚さ
  • 針通りがよい
  • 柔らかい

これらの条件を満たした布が縫いやすいです。
手縫いは人の力で縫い進めていくので、無理なく針を通せる生地が向いています。

キキキ
キキキ

生地の厚み、密度、柔軟性。この3つが手縫いにあったものだとグッと作品作りがラクになりますよ。

上記ポイントを踏まえて、
次は手縫いにおススメの生地をご紹介します。

手縫い服に、おススメの生地

ローン、シーチング、ブロード

柄の種類が豊富で、手芸屋さんでよく見かけるのがローン、シーチング、ブロード。
生地の厚みは、一般的に薄いほうから

  • ローン
  • シーチング
  • ブロード

の順になっています。

キキキ
キキキ

どの生地も、薄地~普通地ほどの厚さなので、手縫いで扱いやいやすいですよ!

ローン
ローンは、細い糸で織られる、滑らかでコシのある薄手の平織生地です。
なかでもリバティプリントは有名なので、手芸屋さんで目にしたことがあるのではないでしょうか。

シーチング
シーチングは、シーツの名前の由来にもなっている平織生地。
ローンやブロードと比べると、やや目の粗い素材です。
このため通気性、針通りの良い生地です。

ブロード
ブロードは、横糸が縦糸より密になっている平織り生地です。
横糸の密度が高いので、生地の表面は横に畝ができているように見えます。
また、密に織られているため、平織生地の中では丈夫な生地になります。
ブロードは幅広い太さの糸で織られていて、特に太い糸で織られたものは「ポプリン」と呼ばれることがあります。

ここからは、ブロード生地で作った服を2点ご紹介します。

ソフトブロードジョリのブラウスの画像

写真のブラウスは、新宿オカダヤのソフトブロードジョリを使用しています。

適度な厚みがある一方で針通りがよく、手縫いにあった生地だと思います。
また、エアータンブラー加工がされているので柔らかい風合いです。

キキキ
キキキ

エアータンブラー加工は、高圧空気の力で繊維をもみほぐすことで、柔らかい風合いを出す加工方法です。


次は、TCブロードを使用したブラウスです。

TCブロードで作ったブラウスの画像

TCブロードは綿にポリエステルを混ぜて織った生地です。このため、綿100%の生地と比べてシワになりにくいのが特徴です。

キキキ
キキキ

このブラウスは1年前に作ったものですが、一度もアイロンがけしていないんです!

ちなみに、こちらのTCブロードを縫うときの針は、薄地用の針を使うと針通りが良かったですよ。

ダブルガーゼ

ダブルガーゼは、ガーゼ生地を2重に重ねて1枚の布に仕立てた生地で、ふんわりとした柔らかい風合い、肌触りが特徴です。
ガーゼ素材は糸が粗めに織られていて、糸同士に隙間があるので、針通りがとても良いです。

また、通気性と肌触りがよく、その機能性からベビー用品によく使われています。
私は、ベビー用品だけでなく子供服でも、このダブルガーゼを使うことがあります。

ダブルガーゼで作ったパンツの画像

写真は長男が3、4歳のころ履いていた長ズボンです。

キキキ
キキキ

ダブルガーゼの強みである肌触りのよさから、履き心地がすごくよかったようで、長男お気に入りの一枚でした。

あまりに履きすぎて、今では写真のようにダーニングで沢山補修されています(汗
今は、娘のパジャマとして活躍しています。

綿麻、リネン

綿と麻の繊維を混ぜて織ったものが綿麻の生地です。
麻のさわやかな風合いに、綿の柔らかさ、これら2つの素材の良いところをあわせ持っています。布の質感は綿、麻の割合によって変化します。

一方、麻(亜麻)の繊維だけで織った生地がリネンです。
綿麻と比べてさらにシャリっとしたさわやかな風合いで丈夫な生地です。

綿麻生地で作ったワンピースの画像

写真は、綿麻(綿45%、麻55%)のワンピースです。
麻のシャリっと感がありながら柔らかく、針どおりのよい生地でした。
通気性もよいので、長袖ながら初夏まで着ることができる1枚です。

最後に

今回は、手縫いにおススメの布について、生地選びのポイントと、生地の種類についてご紹介しました。
生地を購入するときは、ついついデザインに目がいきがちなのですが、ぜひ生地の材質もチェックしてしてみてください。

縫いやすい生地だと、服作りもストレスフリー。
手芸がもっと楽しくなりますよ!

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