手縫い服、洗濯に強い端の処理は?「折伏せ縫い」がおススメです。

折伏せ縫いのアイキャッチ画像 手縫い服・小物
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以前の記事で、手縫いでもジグザグミシンに代わる端の処理方法はたくさんあることをお伝えしました。

でも、たくさんありすぎて「結局どれを使えばいいの?」となったかもしれません(^-^;

そこで、端の処理に迷ったらコレ!ということで、今回は折伏せ縫いをおススメしたいと思います。

折伏せ縫いで作った子供服は、洗濯によく耐えてくれているんです。
そんな実例を交えつつ、折伏せ縫いの縫い方、ポイントをご紹介します。

6年前、初めて作った子供のズボンは、今

画像のズボンは、私が初めて長男に作った手縫いのズボンです。
ズボンの股上、股下に折伏せ縫いを使っています。

股上の折伏せ縫いの画像
画面中央が股上の折伏せ縫い。
6年間ほつれることなく使えています

このズボン、長男が履いた後は娘が履いていて、6年経った今も現役です。
当然ながら、数えきれないほど洗濯しているのですが、折伏せ縫いで処理した部分は、ほつれずに済んでいます。

関連記事

この折伏せ縫いを使った子どものズボン『新・手ぬいの基礎』という本に掲載されているものです。

『新・手ぬいの基礎』については、↓の記事でご紹介しています。
もしよければ読んでみてくださいね。

折伏せ縫いって?縫い方は?

折伏せ縫いは、縫い代の片側を、もう一方の縫い代でくるむ方法です。
縫い代が表に出ないので、洗濯に強くなります。
また、縫い目が1本表に出るのでデザインとしても使えます。

ズボンの折伏せ縫いの画像
股上(ズボン中央)が折伏せ縫い。
縫い目が1本表に出ています。

具体的な縫い方を説明すると、形のイメージがわくと思うので、次の節で解説していきます。

折伏せ縫いの縫い方

折伏せ縫いの手順は4ステップです。

ステップ1:出来上がり線を縫う

布を中表にして、出来上がり線を並縫いします。
この縫い目は、表側からは見えません。

ステップ2:”縫い代を倒す側”の縫い代を半分に切る

縫い代を倒す側の縫い代を、半分の幅に切ります
画像の場合、縫い代が1.5cmあるので、縫い代を0.7cm残したところで切ります。

ポイント

縫い代を切る時は、もう一方の縫い代を巻き込んで切ってしまわないように、まち針で押さえておくと切りやすいですよ。縫い代を切り終えたら、まち針は外します。

ステップ3:もう一方の縫い代でくるむ

太いほうの縫い代で、細いほうを包むようにして折ります
この作業で、縫い代が細いほう側に倒れます。

縫い代を倒したら、一度アイロンをかけておくと、次の並縫いがしやすいです。

ステップ4:くるんだ縫い代を並縫いで縫いとめる

ステップ2でくるんだ縫い代の端を、並縫いで縫いとめます。

ポイント

この並縫いは、表に現れます
縫い目を綺麗に見せたい場合は、表側にガイド線を引いてから縫い始めます。出来上がり線からの幅が等間隔になるように線を引くと、見た目がよくなりますよ。

表から見た折伏せ縫い

最後に

今回は折伏せ縫いについて、縫い方を中心にご紹介しました。

折伏せ縫いは表に縫い目が1本見えます。
生地と同色系の糸を使えば、縫い目が目立つのを抑えられます。
反対に、あえて目立つ糸にしてデザインの一部にする、という使い方も。

よければ、折伏せ縫い、取り入れてみてくださいね(*^-^*)

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