小学校3、4年生の読み聞かせは大人も楽しい!

小学3,4年生の読み聞かせ 子育ての本
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現在小学4年生である長男は、自分で本を読むことはほとんどありません。
なので、いままだに毎日私が読み聞かせをしています。

ただ、タイトルの通り、読み聞かせが楽しくなってきました。

今回は小学校3、4年生(中学年)の本の読み聞かせ事情について、共有していきたいと思います。

大人でも楽しめる本が読めるようになってきた

読み聞かせが楽しくなってきた最大の理由。
それは、大人でも楽しめる本が読めるようになったこと。

小学校低学年までは、まだまだ絵本が中心だったのですが、
3年生くらいから児童書を本格的に楽しめるようになってきました。

絵本とくらべて文章量が増えるため、読み聞かせるのは大変ですが、その分ストーリーも複雑になるので大人でも面白いと感じるものが多くなります。

例えば、3年生くらいでおススメなのは『はれときどきぶた』
昔からある本なので、小学生の頃読んだことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

主人公の十円やすくんが書く、デタラメ満載の『あしたの日記』の内容が次から次へと実現してしまう様子は、最後まで楽しく読めてしまいます。

読み聞かせでは、対象年齢が上の本も読める

読み聞かせで大人が楽しいと感じるところはもう1つ、本の対象年齢が小学5、6年生といった上の年齢の子向けの本も読めてしまうことです。一見字が多く「難しそうかな?」と思うような本でも、読み聞かせであれば、子どもは理解できてしまうのですね。

5、6年生向けの本になると、大人でも読んでみたい本がぐっと増えます。

我が家では、『ドリトル先生アフリカゆき』『モモ』『星の王子さま』など読み聞かせました。5巻くらいで挫折してしまいましたが『ハリー・ポッター』も読むことができます。『ハリー・ポッター』は1冊読むのに、1日30~40分くらい読んで、1ヶ月程度かかるので読むほうはそれなりの覚悟が必要ですが。。。

そんな小学校高学年向けの本のなかでも読み聞かせにおススメなのは、星新一さんのショートショートである『きまぐれロボット』です。1つ1つのお話しが短いので読み聞かせ向きの本だと思います。

やり方次第ではこんな本も読み聞かせ

そして。
読む本や読み方を選べば、さらに対象年齢が上の本も読むことができます。
その時のコツとしては、

  • 序盤が楽しみやすい
  • 全部読もうとしない

この2つだと思います。

ここでは、読み聞かせしてよかった本を3冊ご紹介していきます。

『14歳からの哲学』

池田晶子さんによる中学生向けの哲学書です。哲学書といっても専門用語はでてこないので哲学がわからなくても安心して読めます。

序盤が面白くて、たとえば、

「美しい」というけれど、
美しいという感じが先なのか?
美しいという意味が先なのか?

美しいという感じに、
美しいという名前がつけられたのか?

という問いかけ。
問いに対し、長男と二人でああでもないこうでもないと楽しんで考えることができました。

反対に第二部は「社会」、「理想と現実」、「友情と愛情」と、長男にとってはまだ考えたり悩んだりした経験のないテーマが続きます。

なので、これ以降は読むのをやめました。

『自分の意見で生きていこう』

社会派ブロガーちきりんさんの本です。

「意見」とはポジションが明確なこと。
ポジションが不明なものは、一見、意見のようなものでもそれは「反応」である。

という主張が、最初の2章で丁寧に説明されています。

長男との日常会話で
「今のは意見だね」とか
「これは反応だね」などと
楽しんでいました。

3章以降はネットや人生、リーダーシップなど、長男にとって馴染みの薄いテーマが中心なのでここはスキップしています。

『夢をかなえるゾウ』

水野敬也さんの自己啓発本です。

自己啓発本なのですがストーリー仕立てになっています。
なぜか関西弁の神様ガネーシャと、主人公が毎度ドタバタをおこすので、長男も最後まで楽しめました。

もちろん、自己啓発本なので、

「その日頑張れた自分をほめる」とか、
「自分が一番得意なことを人に聞く」といった、

ガネーシャが出す課題にも一緒に取り組みました。
こちらはストーリ仕立てということもあって、最後まで読み聞かせることができました。

もちろん、失敗も

もちろん、読み聞かせがうまくいかなかった本もありました。
たとえば、『バッタを倒しにアフリカへ』

バッタの研究者が、アフリカでの研究生活を笑い多めで語っている本なのですが、長男的には研究生活ではなくバッタそのものの話が聞きたかったそうです。なのでこの本は、ところどころ出てくるバッタの大群の写真をサーッと眺めるだけにして、早々に終わりにしました。

『バッタを倒しにアフリカへ』は子供用の本もあるので、こちらにすれば良かったかもしれないです。

小学校3、4年生は「多読期」

『子どもを読書好きにするために親ができること』という本があります。

この本の中では、小学校低学年、中学年、高学年でどのような本を選ぶべきかについて触れられているのですが、小学校中学年(3、4年生)は「多読期」とのこと。
色んなジャンルの本を読んで興味を広げるようにすると良いとのことでした。

本の読み聞かせは読む側が本を選ぶので、子どもが自分で本を選んで読むよりも、さまざまな本に触れさせることができると思います。ここも読み聞かせの良いところですね。

最後に:読み聞かせは今が最後のチャンスかもしれない

今回は、小学校3、4年生(中学年)の本の読み聞かせ事情について、読み聞かせだと年齢相当の本から大人向けの本まで読めるので、読んでいる側も楽しめるというお話でした。

特に「やり方次第ではこんな本も読み聞かせ」でご紹介した本は、1人で読むとなると思春期に入っているので、本を題材に親と語り合うということは難しいですし、そもそも読んでもらえない可能性も高いです。

そう考えると、今、少しでも読んで、あれこれ話し合えるのは、今だからこそできることなのかもしれないですね。

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