子供のころうまくできなかったことが、大人になるとできるようになっていることってありませんか?
私の場合、それは手芸です。
今回は、私の手芸にまつわる体験をコラム形式でお届けします。
私の初めての手芸
私が初めて手芸に関わったのは小学4年生。
きっかけは、小学校の手芸クラブに所属したことでした。
入った手芸クラブは、裁縫用具を持ち寄ってそれぞれが好きなものをつくるという、活動が自由なクラブ。
当時の私は、ゲームの『ぷよぷよ』に熱中していて、ゲームに登場する『ぷよ』というスライムのようなキャラクターのマスコットをフェルトで作っていました。
でも、小学生の私は不器用で、なかなか綺麗に縫うことができません。
うまくできないと、集中力も切れ気味に。
なので、作品は未完成なことが多く、未完成作品の山を作りあげていました。
未完成が続くとだんだん手芸が嫌になってきます。
クラブは1年で辞めてしまいました。
その後、裁縫道具は家庭科の授業でときどき触るくらいでした。
手芸を再開したきっかけ
そんな私が手縫いを再開したのは、長男出産後のこと。
図書館で『いちばんよくわかる 新・手ぬいの基礎』という本に出合ったから。
この本は、手縫い初心者を対象に、手縫いに必要な基礎知識や、小物、ベビー用品、洋服の作り方を紹介しています。
見つけた当時、手縫いで洋服を作れることに衝撃を受けました。
そして思い出したのは、昔母に作ってもらったワンピース。
私も子供たちの思い出に残る服を作りたい!
そう思い、すぐに本に載っていた子供のズボンを作り始めました。
しかしながら、手芸クラブに所属していた小学生の時から空くこと約20年。
その間、家庭科の授業以外は縫い物から遠ざかっていました。
なので、今度も途中で挫折するかなと心配していたんです。
大人になると簡単になる?
ところが、
特に練習したわけでもないのに、小学生のころより上達している気がしたのです。
うまくできると嬉しいものです。
乗ってきた気分の勢いを借りて、何とかズボンを作り上げることができました。
あとで知ったのですが、人間の脳は思春期以降も発達しているということ。
脳の大きさ自体は10歳前後でほぼ大人と同じになるそうですが、そこからまだ脳内のネットワークは発達するのです。
手芸から離れている間に脳が成長したお陰で、集中力や、本の内容を理解する力、指先の器用さなどが向上したのかもしれませんね。
それで、久しぶりに手縫いをするにも関わらず、以前よりもうまく縫うことができたのかな、と思っています。
もちろん、手芸を再開したのは2014年頃の話なので、今の私からみると、縫い目がまだまだ粗いのですが。。。
ほかにもあった!久しぶりなのに上達した現象
ちょっと話が手芸から逸れますが、この「久しぶりにやってみたら上達していた」現象、ほかのことでも感じたことがあるんです。
それは、折り紙。
小学生のころ、折り紙を何枚も折って立体にするくす玉に憧れていました。
でも、本を読んでもどうしても折り方が理解できず。
何度挑戦してもうまくいかなかったので、いつしか折り紙からも疎遠になってしまいました。
大人になってから、子供と折り紙を楽しむようになったときに、ふと「今は折れるだろうか?」と再挑戦してみたんです。
すると、子どものころいくら本を読んでも理解できなかったのに「あれ?思ったより簡単だだった」となりました。
手芸で感じた時のように、折り紙でも「久しぶりにもかかわらず、子供のころ難しかったことが簡単になっている」ことを体験しました。
これを読んでいるあなたにも、このような経験、ないでしょうか?
終わりに-おひさしぶり手芸のススメ
話を手芸に戻しまして。
子供のころ手芸はあまり得意じゃなかった方でも、私のように、今、再びチャレンジしてみると、もしかしたら成長を感じられるかもしれないです。
針や糸がなくても大丈夫。
今は、ほとんどの道具を100円ショップでそろえることができます。
昔は難しかったあの作品、もしかすると今は簡単に作れるかも。
もしよければ「おひさしぶり手芸」、はじめてみませんか?
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