ミシンがないから、子ども服は作れない。
そんなことを思ったことはありませんか?
私もかつてはその1人でした。
でも実は、手縫いでも、子ども服は作ることができるんです。
今回は、手縫いの子ども服を6年間で10着作った経験から、ミシンがなくても大丈夫!ということをお伝えできればと思います。
手縫いの不安と解決策
手縫いで子ども服を作る場合、
- ジグザグミシンのような、布端のほつれを止める方法がわからない
- 手縫いだと厚みのある布に針が通らない
- スピードが遅くなかなか縫いあがらない
といったところが不安ではないでしょうか。
次の節から、1つ1つ、解決策もあわせてみていきます。
手縫いで布端のほつれを止める方法は?
確かに手縫いでは、ミシンでよくあるジグザクに縫う方法は使えません。
なので、別の縫い方で布端の始末をすることになります。
例えば縫い方(ステッチ)だけでほつれ止めをする場合は、ブランケットステッチ、千鳥掛け、まつり縫いなどを使います。

また、縫い代も含めた縫い方だと、折伏せ縫い、袋縫い、割伏せ縫いなどがあります。こちらは、布端を表側に出さないように布を折りたたむことでほつれに対処する方法です。

(パンツの中心を折伏せ縫いしています)
他には、伸び止めテープを貼り付けたり、バイアステープで布端を包む方法も。
このように、手縫いでもできる布端の処理方法はたくさんあるんです。
厚みのある布は縫えるの?
手縫いは、厚みのある布は苦手です。
薄地から普通地くらいの綿(コットン)の布が適しています。
例えば、パンツで一般的なデニム生地は、手縫いではおすすめできません。
とはいっても、パンツの場合はある程度の厚みがあるほうが丈夫で良いので、普通地の綿生地、コーデュロイ、ソフトデニムなどを使うと、手縫いでも作ることができますよ。

手縫いだとスピードが遅い
縫うスピードは、さすがにミシンには敵いません。
ですが、手縫は針と糸さえあれば気軽に始められるという強みがあります。
ミシンと違って上糸と下糸を調整するといった機械操作も不要です。
最近は100円ショップで針、糸、糸切ばさみ、布と一通りそろえられるので、金銭的にも敷居が低いです。
このように、手縫いは始めるのが簡単なので、まずは手縫いで服を作ってみて、スピードが欲しくなったらミシンを購入する、というのもありかもしれません。
また、縫えば縫うほど手縫いのスピードは速くなります。
実際に、私は製作に2日かかったパンツが、何度も作るうちに1日で完成できるようになりました(*^-^*)

子ども服が載っている、手縫い本もあります
手縫いの不安に対しては、手縫いの本を読むことも有効です。
私がおススメする本は、『いちばんよくわかる新・手ぬいの基礎』。
著者は、手縫い服やバッグの本などを多数出版(約100冊!)されている高橋恵美子さんです。
先ほど紹介したような縫い方、生地の選び方などが写真付きで紹介されているので、初めて子ども服を作る方にもわかりやすいです。
全てのページがカラーという点も読みやすいポイントです。
子ども服は、ギャザースカート、ギャザーパンツ、キャミワンピースなどが掲載されています。
子ども服以外だと、スタイ、肌着、汗とりパッドといった、ベビー用品、バッグ、ポーチなどの小物類や大人の洋服まで、幅広く紹介されています。
様々なアイテムが34点掲載されているので、きっと作りたいものが見つかりますよ♪
最後に
今日は私の経験をもとに、手縫いで子ども服は作れるよ!ということを書いてみました。
子ども服は大人の服よりも小さいので、できあがりも早いです。
ミシンがなくても、まずは手縫いで子ども服、気軽に始めてみてくださいね(*^-^*)
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