ダーニングといえば登場するのが「ダーニングマッシュルーム」。
ダーニングをするための専用の道具です。
でも、値段もそれなりにするし、本当に必要なものなのか、と購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな方を対象に、
- 使い方は?
- 本当に必要?代用品は?
- どんな商品があるの?
といった疑問にお答えしようと思います!
ダーニングマッシュルームとは
ダーニング専用の道具で、一般的にきのこ(マッシュルーム)の形をしているため、ダーニングマッシュルームと呼ばれています。
刺繍をするときに使う刺繍枠は、縫いやすくするために布をピンとはる役割がありますよね。
ダーニングマッシュルームは、刺繍枠のように、ダーニングを施したい布を張るのに使います。
布を張ることで縫いやすくしているんです。
また、ニットデザイナーの野口光さんの著書『野口光の、ダーニングでリペアメイク』に、昔のヨーロッパで使われていたダーニングマッシュルームが紹介されているので引用します。
マッシュルーム型以外にもさまざまな形があったようです。
マッシュルーム型だけではなく、ダーニングシェルと称して子安貝が置かれていたり、他にもダーニングエッグ、ダーニングロリポップ、靴の木型に似た靴下用のダーニングフット、手袋専用のダーニングスティックなど様々。
『野口光の、ダーニングでリペアメイク』より引用
ダーニングマッシュルームの使い方
ダーニングマッシュルームの使い方は次の3ステップです
- ダーニングマッシュルームに布をかぶせる
- 布を張り、ゴムでとめる
- ダーニングする
順番に説明していきますね。
手順1:ダーニングマッシュルームに布をかぶせる
ダーニングマッシュルームの「かさ」の部分に、ダーニングしたい布をかぶせます。
このとき、修繕したい箇所が中心にくるようにすると、縫いやすいです。
手順2:布を張り、ゴムでとめる
布にしわ、たるみがでないように布を張ります。
ダーニングマッシュルームの「軸」の部分に布をよせるようにすると、ダーニングマッシュルームと布が密着して綺麗に布を張ることができます。
布を張った後は、ずれないようにかさの根本の部分をゴムで固定します。
手順3:ダーニングする
布の準備ができたら、好きな糸でダーニングしましょう!
ダーニングマッシュルームは本当に必要?
結論からいうと、ダーニングマッシュルームは必ずしもいるものではありません。
昔は貝を使ってダーニングをしていたように、身近なもので代用することができるからです。
代用品を使う場合は、ダーニングマッシュルームの「かさ」の部分に似た、平らで丸みを帯びているものがダーニングに使いやすいです。
私が使っていたのは、お茶缶や石、ペットボトルキャップ。
特にお茶缶はフタに緩やかな丸みがあるのでダーニングしやすかったです。
上記のとおり、ダーニングマッシュルームは代用できるものがあるので、必要なものではありません。
ただ、ダーニングマッシュルームには、
- 布を張りやすい平らで丸みを帯びた「かさ」
- 握りやすい「軸」
と、ダーニングしやすい形がそろっているので、本格的にダーニングをしたいと思った時には購入をおススメしたいです。
どんな商品があるの?
ここでは、私が見つけたものを3つご紹介します。
『愛らしいお直し ダーニングで大好きな服がよみがえる』
ダーニングとは衣類の虫食い穴やほつれを繕う技術のこと。
『愛らしいお直し ダーニングで大好きな服がよみがえる』商品説明より引用
繕いに必要な「ダーニングマッシュルーム・糸通し・糸10種」の付録つき!
こちらの商品は、ダーニングマッシュルームと一緒にダーニングの本が一緒についているところがポイントです。
基本のダーニングと合わせて、応用編の縫い方がいくつか紹介されています。
また、糸が10種類付いています。
極細から中太の糸まで、色々な太さの糸がセットになっているので、どんな糸だとできあがりがどうなるのか試すことができます。
一方、針はついていないので自身で用意する必要があります。
でも、本の中でおすすめの針の種類が紹介されているので、初心者さんでも安心ですよ。
Clover ダーニングマッシュルーム <付け替え式>
こちらのダーニングマッシュルームはハンドル、台座と、ダーニングする場所に合わせて、ダーニングマッシュルームの軸を付け替えることができるところがポイントです。
ダーニングマッシュルーム、針、ゴム、基本的なダーニングの縫い方の説明書が付いているので、糸さえあればすぐに始めることができます。
Cloverからはダーニング専用の糸もだされているので、あわせて購入するのもいいですよ。
Cloverのダーニングマッシュルームは私も持っていて、購入してよかったところをアメーバブログにまとめています。
もしよければこちらの記事も読んでみてくださいね。
YANAGIYARN ダーニングマッシュルーム
価格でみると良いなと思ったのがこちら。
ダーニングマッシュルームは色々セットで2000円くらいしてしまうので、1000円台で購入できる価格は魅力です。
針や糸などの付属品はついていないので、ダーニングはしたことあるけれどダーニングマッシュルームを持っていない方にあうと思います。
最後に
今回はダーニングマッシュルームについてご紹介しました。
ちょっとお値段がするダーニングマッシュルーム。
日常のもので代用することもできますが、ダーニング専用の道具だけに、使い心地はいいですよ。
この記事がダーニングマッシュルームを検討する一助になれば嬉しいです(*^-^*)
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