毛糸や、刺繍糸、刺し子糸など、どんな糸でもできるダーニング。
糸のバリエーションが豊富なこともあり、ダーニングにはこれ!といった専用の針はありません。
それゆえ、ダーニングを始めたばかりの方は「どんな針を使えばいいの?」となるかもしれません。
今回は、そんな方にむけて、おススメの針の選び方、具体的な針の種類についてご紹介したいと思います。
ダーニングにあった針を選んで快適なお繕いライフ、始めませんか?
一番のおススメ
一番おススメの針の選び方は、ダーニングで使う糸、その糸用の針を使うこと。
毛糸ならとじ針、刺繍糸ならフランス刺繍針、刺し子糸なら刺し子針などです。
なんといっても針穴に糸が確実に通るので、そこが安心です。
また、例えば普段から刺繍をされる方であれば、刺繍針は使い慣れているところもいいですよね。
でも、ダーニング用に新しい糸を購入したい!という場合もあるかもしれません。
次の章からは、ダーニングで使いやすい針それぞれについてご紹介していきます♪
ダーニングにおススメの針
ダーニングでよく使われる針は、
- とじ針
- 刺繍針(フランス刺繍針)
- クロスステッチ針
- 縫い針
- 刺し子針
です。
順にご紹介していきますね。
とじ針
編み物の糸端を始末するときなどに使われるのが、とじ針。
針穴が大きいので、ダーニングでは、毛糸やレース糸、和紙糸といった代わり糸まで、さまざまな糸を通すことができます。
一方で先が丸いので、糸が密になっている生地をダーニングしたいときには不向きです。
靴下やセーターなどのニットや、目の粗い織物といった、糸同士の間が開いている生地のダーニングにおススメですよ。
刺繍針・クロスステッチ針
刺繍糸でダーニングしたいときは、刺繍針またはクロスステッチ針を使います。
クロスステッチとは、布に×模様を刺して絵柄を表現する刺繍の一種です。
上の画像は、右がクロスステッチ針、左が刺繍針です。
パッと見形が違うのがわかるかと思います。
クロスステッチ針は、刺繍針と比べると
- 針穴がおおきい
- 針先はまるい
- 針の長さは短い
一般的に上記の違いがあります。
クロスステッチは刺繍糸と比較して、針先が丸いのでとじ針と同じように密になった織物は苦手ですが、刺繍糸よりも糸を通しやすい利点があります。
縫いやすさを優先するのか、糸の通しやすさを優先するのか、ダーニングするものに合わせて購入するものを選ぶといいですよ♪
手縫い針
手縫い糸やしつけ糸、ミシン糸など、細い糸でダーニングする場合は手縫い針を使います。
手縫針は大きくわけて、長針、短針と2種類あります。
ダーニングで使う場合は長針の方が、横糸を渡す時に便利です。
また、手縫い針には針穴への糸通しが簡単な「ワンタッチ針」というものがあります。
針穴部分が切れていて、そこから糸を引っ掻けて針穴へ通すという仕組みです。
針穴の切れた部分に糸が通ればよいので、手縫い糸より太い糸も通すことができます。
ダイソーのワンタッチ針で試したところ、同じくダイソーの刺繍糸が4本まで通すことができました。
また、ワンタッチ針という名称は、メーカーによって異なります。
例えば、大手手芸店のユザワヤでは「ノッチスルー」という名前で販売されています。
刺し子針
刺し子をするときに使用するのが刺し子針。
刺し子糸が通せるように針穴が大きく作られています。
刺し子糸は刺繍糸よりも太く、刺繍針やクロスステッチ針に通すことは難しいです。
専用の刺し子針か、とじ針を使用するとダーニングしやすいです。
実は、刺し子糸を刺繍針に通して使っていた時期があるのですが、針穴に糸を通すのが大変でした(汗
刺し子針を買ってからは糸を通すのが簡単になりましたよ。
最後に
今回はダーニングでおすすめの針についてご紹介しました。
どんな糸でも使えるダーニングには、糸にあった針を使うのが一番です。
新しい素材にチャレンジするときは、糸にあった針を選んでみてくださいね。
一緒に快適なダーニングライフを送りましょう!
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